書評コンテスト

第5回図書館書評コンテスト 選考結果発表

   このたび明治大学では、学生の皆さんが読書にいっそう興味を持って、積極的に図書館を 活用してくださることを目的として、「第5回明治大学図書館書評コンテスト」の募集 を行いました。書評コンテスト選考分科会による厳正なる審査の結果、多数の応募作品の中から次の12作品が選定されました。

 
最優秀賞(1編)
齊藤未来
(文学部1年)
森絵都著『永遠の出口』 書評
優秀賞(2編)
三浦直人
(文学部4年)
有本真紀著
『卒業式の歴史学』
書評
高柳衣梨
(情報コミュニケーション学部
4年)
河合隼雄著
『昔話の深層 : ユング心理学とグリム童話』
書評
特別賞(4編)
紀伊國屋書店賞
池本卓麻
(商学部3年)
秋庭俊著『帝都東京・隠された地下網の秘密』 書評
三省堂書店賞
宮政博人
(経営学部4年)
半藤一利著
『幕末史 』
書評
肥留川幹弘
(商学部4年)
福田恆存著
『人間・この劇的なるもの』
書評
丸善株式会社賞
石居憲祐
(商学研究科2年)
マイケル・ブース著
『英国一家、日本を食べる』
書評
佳作(5編)
宮木秀明
(経営学部4年)
J.S.ミル著 ; 竹内一誠訳
『大学教育について』
書評
大野茉鈴
(法学部2年)
川上弘美著
『神様』
書評
藤丸真穂
(商学部4年)
矢野久美子
『ハンナ・アーレント「戦争の世紀」を
生きた政治哲学者』
書評
東出駿
(法学部2年)
榎本博明著『「すみません」の国』 書評
宮沢智紀
(情報コミュニケーション学部3年)
ロスタン著 ; 渡辺守章訳
『シラノ・ド・ベルジュラック』
書評



講評

書評コンテスト選考分科会長
図書館長 金子邦彦(情報コミュニケーション学部教授)



書評コンテスト選考部会による厳正な選考の結果,12作品の受賞が決定しました。

選考に当たり、分科会員より次のような意見があったことを紹介します。まず,応募作品全体について,次のような指摘がありました。
  • 全体的によくまとまった書評や対象図書を読みたいと感じた書評を評価した。
  • 良いと感じた書評は,ほかの委員が推薦する書評とほぼ同じだった。
  • 真剣に読んで書いていることが伝わり,応募者の真摯さに感謝の念を覚えた。
  • 全体的にワープロによる誤変換が少なくなったことは,大変良い傾向である。
  • 読書の前と後で内面が変化した様子が素直に書かれた書評があり,評価した。
  • 前回までのコンテストの応募作品に比べて,全体的に作品の水準が上がった印象を受けた。一人一作品としたことが,功を奏したのではないか。
  • 応募作品の対象図書は知らないものが数多くあり,世代間のギャップを感ずるとともに,この際,読んでみたいと感じた。
  • 回を重ねるたび,本の内容理解,表現の工夫,主張の記述力が着実に向上しているようにあらためて感じられた。

他方で,もう一歩踏み込んで工夫してほしかった作品もあったように思われました。 選考部会では,評価のポイントや視点について,次のような意見もありましたので,次回の応募に向けて報告しておきたいと思います。
  • 自分の感動を伝えるのに言葉を強調しすぎている作品がみられ,もう少し工夫が欲しいと感じた。
  • 形容の仕方が単純なもの,引用文が多すぎるもの、主部・述部の流れをもう少し整理すべきものがみられた。
  • 書評全体の中で,一部の文章のみ長すぎるものや,全文が一段落で記述され読みにくいものが見られた。わずかな表現でも,できればもっと工夫が欲しかった。
  • なんとなく選んだ図書より,選びに選んだ図書の書評に好感を覚えるものである。
  • 書評ではなく,随筆化していると思われる作品が見られた。
  • 書評対象本を推奨するだけが望ましい書評なのか、批判的視点も盛り込んで論評することはできなかったのか。書評は,単なるおすすめではない。セールストークの意図を含んだ書評を安易にまねることなく,考えに考えた言葉で本を評価してほしかった。


委員のこうした切実な指摘は,次回の応募で参考にしていただければ幸いです。

過去の書評コンテスト

第1回


第2回


第3回


第4回
 

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