文化六年六月 -- -- 銅版(彩色) -- 1巻 -- 21.4×33.3cm・前ページへ・次ページへ
文化六年六月 觀巣高橋景保識;磐水平茂質■
日本と周辺地域を正確に図す。とくに北海道は伊能忠敬と間宮林蔵による実測図が利用されてほぼ正確な姿に描かれている。樺太の西側の実線は1808年の間宮林蔵による測量の結果。林蔵は翌1810年の測量で間宮海峡を発見し、世界地図上の空白地帯として残されていた樺太が島であることを確定した。緯度の起点が京都であることに注意。本図の料紙は「1809」の年号を含む透かし(watermark)が入った洋紙が用いられているが、この件については後考を俟つ。本図はシーボルトの著『日本』に転載されてヨーロッパに紹介された。
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