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  1. 杉田雨人『長久保赤水』(1934年,杉田雨人発行)159~160頁。
  2. 津田右仲についてはほとんどわからない。赤水門人高橋又一郎広備の妻が元津田右仲の女であったという。高橋広備は若くして水戸の史館に入り寛政八年二十六歳で仮総裁,のち総裁まで務めた人物である(『同 上』137頁)。
  3. 大阪府立中之島図書館編『大坂本屋仲間記録』第 5 巻「出勤帳」75~77頁。
  4. 『同 上』第14巻「新板願出印形帳」233~4 頁。
  5. 『同 上』第14巻「新板願出印形帳」234頁。
  6. 『同 上』第17巻「開板御願書控」334頁。
  7. 『享保以後大阪出版書籍目録』(1936年)154頁による。11月18日開板御免の記事は『大阪本屋仲間記録』には見出せなかった。
  8. 『大坂本屋仲間記録』第12巻「板木総目録株帳」266頁。
  9. 『同 上』第13巻「板木総目録株帳」480頁。
  10. 海野一隆「橋本宗吉世界図の異版・偽版・模倣版」(1978年,日本地図資料協会編月刊古地図研究百号記念論集『古地図研究』)。
  11. 神戸市立博物館秋岡武次郎コレクション『●蘭新訳地球全図』には袋が付されるものがあり,それには「寛政丁巳新刊」とある。奥附に正しく「寛政八年歳丙辰冬十一月官許印行」とあったとおり,寛政 8 年11月は板行が許可された年紀であって,実際の売出しは上ケ本の済んだ寛政 9 年になってからである。
  12. 杉田雨人『長久保赤水』160頁。
  13. 『同 上』207頁。
  14. これについては,ごく簡略ながら「蘆田文庫に貴重な地図資料購入」と題して『明治大学広報』第455号(1996年 6 月)に紹介した。なお,原目貞清の『輿地図』と赤水の『地球万国山海輿地全図説』との関わりについては別稿に譲る。
  15. 岡村千曳『紅毛文化史話』(1953年,創元社)。
  16. 『高山彦九郎』第 3 巻(1953年,高山彦九郎遺稿刊行会)。
  17. 立原甚五郎宛の赤水書簡は,早稲田大学資料影印叢書 1『蘭学者肖像・遺墨・書簡集』(1995年,早稲田大学出版部,154~155頁)に収められる。