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明治大学全国校友石川大会記念

ご 挨 拶


明治大学全国校友石川大会を記念し、天下の書府金沢の地において石川県と明治大学との古くからの学問的な関わりを機縁とする展示会を開催できますことは、大きな喜びであります。  

「加賀藩ゆかりの新世界地図帳<アトラス・ヌーボー>展」は、かつて加賀藩にあって、『新世界地図帳<アトラス・ヌーボー>』と一対のものとして置かれていながら、故あって現在は明治大学図書館に収蔵される訳編書『輿地図編小解』を一世紀振りに里帰りさせ再会させるものです。当時の知識人たちの先進性と海外知識受容の有り様に思いを馳せていただければ幸いです。

一方、「石川県が生んだ法律家尾佐竹猛著作展」は、石川県出身で明治大学に学んだ偉大な法律学者尾佐竹猛の著書のほぼ全てを展示し、その業績を顕彰するものです。

石川県大会のテーマは「新世紀・夢みどり石川に おこせ紫紺の旗風」と謳われています。ささやかな展示ではありますが、文字どおり石川県と明治大学との、新たな交流発展の「旗風」が巻き起こることを願って止みません。

開催にあたり、石川県立図書館と本学図書館はもとより、金沢市立玉川図書館、石川県立金沢泉丘高等学校、尾佐竹猛ご遺族、及び本学歴史編纂事務室から、資料の借用並びにご協力をいただきました。併せて、ご後援いただいた北国新聞、テレビ金沢、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、ご尽力くださった本学校友会石川県支部尾戸嘉博支部長、同じく村本敬一氏はじめ会員の皆様方に心から御礼を申し上げる次第です。

2001年9月14日
明治大学創立120周年記念事業委員会