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29. [江戸切絵図];(増補改正)(飯田町駿河臺)小川町繪圖;駿河臺小川町繪圖 全(元題簽) / 景山致恭著之

嘉永三庚戌夏新刻 -- 板元 江戸麹町六丁目 尾張屋清七 -- 木版(色刷) -- 1舗 -- 34.8×68.7cm(16.5×9.1cm)


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江戸切絵図は大名屋敷、武家屋敷の名まで記入した携帯区分地図である。宝暦頃(18世紀中頃)から吉文字屋版、須原屋版、江戸後期に隆盛を誇った近吾堂版と尾張屋版、平野屋版などの諸版が知られる。近吾堂版は全35枚、尾張屋版は全31枚で、前者が屋敷名などの文字情報をやや詳細に記載しているのに対して、尾張屋版は多色刷りで美しく仕上げられている。「中坊駿河守」の屋敷地が現在の明治大学。「裏シン保小ジ」は現在の靖国通り、「表神保小ジ」はすずらん通りである。神保町の名は、この地にあった神保伯耆守屋敷に由来する。





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