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3『輿地図』を改訂したマテオ・リッチ系の卵形世界図。改訂は日本北方の千島列島付近において顕著である。これは、天明5、6年の幕府による北方探検の成果を取り入れたものと考えられる。また、『輿地図』の原図である『坤輿万国全図』の漢字地名をかなり復活させている。図の内容は同時期に刊行されはじめた蘭学系世界図に比べれば時代遅れのものであったが、一般には歓迎され広く普及し、幕末にいたるまで数多くの類図、模倣版を生んだ。
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