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はじめての彩色歴史地図帳として人気を集め、多くの刊本を生んだ長久保赤水の『唐土歴代沿革地図』の原稿と目される貴重な手書きの地図帳。「大明国道程図」「禹貢九州図」「周職方氏図」「春秋列国図」「戦国七雄地図」「秦三十六郡并越四郡」「西漢州郡図」「後漢郡国図」「唐十道図」「大明一統二京十三省図」の10図を収める。後の刊本が13図を収めるのに対して3図少ない。天明７年（1787）出版の『唐土古今沿革之図』の原稿と推定される。裏面に「矢指 長久保伝五兵衛 所持」と墨書。なお赤水の歴史地図には他に『経天合地大清広輿図』(天明5年刊)がある。
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