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14. 南瞻部洲萬國掌菓之圖;萬國繪圖(書題簽) / 大日本國京兆頭陀浪華子製圖并撰

寶永歳次庚寅抄春月穀旦 -- 書肆 文臺軒宇平藏版 -- 木版 -- 1舗 -- 113.8×141.6cm(23.9×18.3cm)


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西洋の地理知識を一部書き入れたいわゆる「仏教系世界地図」としてわが国で最初に刊行されたもの。江戸時代、西洋伝来の世界図に対抗しようと仏僧によってインドを中心とした世界地図が作られた。本図は、元禄・宝永(17世紀末-18世紀初)の頃に久修園(くしゅおん)院の住職宗覚によって作られた南瞻部洲図を改訂したもの。「文台軒宇平蔵版」とある。浪華子は華厳寺開祖にして近世華厳中興の祖、僧濬(そうしゅん)、号鳳潭といわれる。須弥山よりはるか南方海中に人の住む大陸があり、これを瞻部洲あるいは南瞻部洲という。「掌菓」は、はてしない世界を手の中の果物のように見ることができる意。



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