目次へもどる
前ページへ次ページへ

展示資料の詳細表示


12. 東海道綱目分間之圖;東海道分間繪圖 壹, 二, 三, 四, 五(元題簽) / 作者 遠近道印;繪師 菱河吉兵衛

元禄三年序刊 -- 大門通新大坂町 板木屋七郎兵衛板 -- 木版 -- 5帖 -- 28.0×16.8cm
序 元禄參歳庚午孟春吉旦 作者 遠近道印 繪師 菱河吉兵衛

見出し画像


慶安4年(1651)の幕府による実測図に、絵師の菱河吉兵衛(菱川師宣)が風景・風俗を書き加えて、居ながらにして旅が楽しめるよう趣向が凝らされている。開版当初は各宿脇に次の宿までの距離と駄賃が注記されていたが、刊行年の5月に駄賃改定があり、改定以降に発行された物では駄賃の部分が削除されている。本図では駄賃がそのまま残されていることから、ごく早い時期に刷られたものであると推測される。表紙には山や川を描き、いかにも旅情を掻き立てる仕立てになっている。



高精細画像表示(JAVA applet 使用)高精細画像表示(appletが使用できない場合)

画像サムネイル
前ページへ次ページへ
目次へもどる