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13. [伊能忠敬中図] 第壹 (中國四國)(書題簽) / [伊能忠敬著]

-- 手書図 -- (彩色) -- 1枚 -- 59.5×123.3cm


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日本最初の実測による全国図として名高い、伊能図と総称される伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」は、縮尺によって大図(1/36,000)、中図(1/216,000)、小図(1/432,000)の3種類がある。本図は中図で、全8枚のうち、瀬戸内海を中心にした中国・四国の部分である。蘆田文庫では計5枚の中図(中国四国(本図)・中国四国西国・九州壹岐対馬・肥前五島・朝鮮)を所蔵しているが、これらは、渡辺一郎氏によると、文政4年(1821)の最終版伊能中図を原図にして、大阪から長崎まで船の航行に関係する沿岸の地形と島嶼だけを描いたものである。沿岸部の形状がきわめて正確に表現されているのがよくわかる。明治期になると、伊能図を基にした日本全図が続々と刊行された。中国・四国部分の伊能中図は珍しいといわれる。



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