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8. 新刻日本輿地路程全圖(序);(安永八年己亥春刊)新刻日本輿地路全圖(書題簽) / 常州水戸 赤水長久保玄珠製;浪華 邨上九兵衛駘鐫字

安永八年己亥春 -- 淺野弥兵衛弘篤發行 -- 木版(彩色) -- 1舗 -- 83.0×134.7cm(27.8×16.9cm)
安永乙未三月 阿波國儒者讃岐柴邦彦撰

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長久保赤水は江戸中期水戸藩の地理学者。本図は、北緯30度から41度までの緯線と、それに直交する方角線を引いた最初の日本図で、測量に拠っていないにもかかわらず、海岸線や図形の精度は極めて高い。以後、異版、改訂版、さらには本図の影響を受けた次掲の図など夥しい数の図が刊行された。一連の図は「赤水図」と呼ばれ、幕末に伊能図が一般公開されるまで、民間図の主流をなした。安永8年の刊記をもつ版には数種類の異版があり、下北半島の形や恐山、佐渡島の位置などに微妙な違いが認められる。



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