時嘉永七年六月下浣序 -- -- 木版 (色刷) -- 1舗 -- 102.9×51.2cm(21.2×13.8cm)・前ページへ・次ページへ
甲寅夏六月 同齊散人■識;時嘉永七年六月下浣 津軽 工藤東平識, 雲鳳女史篠田儀書
本図は日本全図だが、日本の北方をカムチャッカ、オホーツク海、沿海州等との関係において位置付けることに注目し、北方図として展示した。民間で刊行された、東アジアにおける日本列島を表現した地図として注目される。本図の日本北方部分は外国の地図をもとに作成されたといわれているが、沿海州は18世紀初めに中国で作成された康熙図の角張った形をなお継承している。作者工藤東平は津軽藩の地理学者、序文書者の「雲鳳女史篠田儀」は東平の妻。
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