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このホームページについて(蘆田文庫ホームページ)
- 明治大学図書館蘆田文庫所蔵資料とその関連情報を掲載するホームページです。
- 蘆田文庫について(『蘆田文庫目録 古地図編』
まえがきより抜粋)
蘆田文庫は、歴史地理学者・蘆田伊人氏が(明治10−昭和35年)が遺した 蔵書を、
1957年に文部省の助成をえて明治大学が購入し、本学中央図書館に氏の名を冠して
一括管理しているものである。その内訳は書籍約1000点、絵 図・地図類が約2000点で、
質量ともに後者の比重が大きい。氏は東京の戦火を避けて、昭和20年に蔵書を
郷里の福井と縁故のあった諏訪に疎開させたが、福井に移したものの大半は
昭和23年の福井地震で罹災し、失われたといわれる。幸い地図類の多くは
諏訪に移されたためそのまま残り、後に本学に収まることとなった。
蘆田文庫の古地図類は、世界全図や日本全図のよう な広域なものから、城郭の平面図、
社寺境内・名所案内図のようなごく限られた範囲の図まで、地域や範囲もさまざまで、
その種類も江戸時代の一般的な全図、国絵図・村絵図、道中図、鳥瞰図などのほか、
明治時代以降の地質 図をはじめ各種の主題図が含まれている。その時代は
江戸時代初期の17世紀 半ばから20世紀半ばまでの300年にわたり、とくに幕末から
昭和初期にかけての、国土が急激に変貌し地図の作製法、表現法も急激に変化した
時期のものが多い。また、蘆田氏自身の手写図も多く、歴史地理学の研究上の必要
から収集されたものであることがうかがえる。その点、希少な古地図の蒐集が
目的のコレクションとは異なり、かなり地味な古地図集成であるといえよう。
明治大学ではこの蘆田氏の古地図コレクションを中核にすえて、日本の国土が
内外でどのように認識されてきたかを知るうえで重要な資料となる、
古地図を継続的に収集しており、それらも蘆田文庫に組み入れている。
したがってこの目録には、それら新規に購入した古地図と個人から寄贈されたものも
含めた、明治大学図書館所蔵の古地図類がすべて網羅されている。
- 明治大学人文科学研究所蘆田文庫編纂委員会
(1998年〜2004年)および明治大学図書館蘆田文庫研究会(2005年〜)の活動成果を
掲載しています。
- 具体的には...
- 蘆田文庫解題目録
- 新収資料目録
- 蘆田文庫所蔵古地図、古地誌資料画像
- 過去に開催した展示会の電子展示
- 関連論文、文書資料
- その他関連情報
等々を掲載しています。