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21. (文化改正)拾遺日本北地全圖(元題簽)

[文化年間] -- 文績堂 -- 木版(色刷) -- 1舗 -- 125.0×132.8cm(25.7×16.6cm)


見出し画像


本図は、松前藩侍医加藤肩吾が作成した「松前地図」をもとに刊行された木版図で、多くの地名、航路の里数等を記した大型の実用図である。天明5年(1785)の幕府の蝦夷地調査の後、松前藩でも寛政2年(1790)からカラフトの調査を行なっている。その結果作成された東西に長いカラフトを「松前地図」はそのまま踏襲しており、本図もまた同様である。加藤肩吾は、寛政4年(1792)の大黒屋光太夫等をともなったロシア使節ラクスマン、さらに寛政8(1796)〜9年のイギリス人ブロートンの来航の際、松前藩士としてその応接にあたった人である。



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