昭和15年10月20日大脇銕三郎写 -- 手書図(彩色) -- -- 1枚 -- 109.2×152.7cm・前ページへ・次ページへ
寛政八辰年 [本多]利明[凡例]
名古屋の日露交渉史研究家安藤次郎所持図を昭和15年(1940)に写した図。日本・清・満州・魯齊亜を含む図だが、オランダ・ロシア・明の諸地図や最上徳内の見聞談をもとにいわば合成して作った図である。それゆえロシア文字・ラテン文字が漢字に混って残存する。図中多くの注文が存するが、蝦夷地の下に付された注に、蝦夷の色分けが最上徳内巡行に従うことをいう。天明5年(1785)幕府は普進役山口鉄太郎以下を蝦夷地に探検隊として派遣するが、このとき徳内は数学・天文の師であった本多利明の推挙により青島俊蔵の従者となってこの探検に参加。利明はこの探検の成果も活用した。
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